安土桃山時代に古くから日本人に親しまれている抹茶は、味わい深さを楽しめるだけでなく、心や体の健康にも効果的な飲み物です。抹茶を飲む習慣をライフスタイルに取り入れることでどんなメリットが得られるのかについて、ご紹介します。
緑茶を毎日飲むといいと言われておりますが、抹茶には緑茶の有効成分がより多く含まれている。抹茶には注意力や判断力といった脳機能の改善効果があるとされますが、認知症の場合はどうか、その効果を総合的に調べる臨床試験が実施されました。抹茶には、ストレス緩和と睡眠改善に効果があるテアニン、血中コレステロールの低下、体脂肪の低下に効果があるカテキン、そして双方にワーキングメモリーを改善する効果があるとされ、これらの効果を確かめるために、抹茶を1日2グラムずつ半年間摂取した結果、後に認知機能、睡眠調査、血中バイオマーカー測定、脳イメージングなどの検査の結果、抹茶による「睡眠の質」と「社会的認知機能(顔表情からの感情知覚)」への効果を確認することが出来ました。「人生100年時代を豊かに生きる」日常生活を送る上で、「睡眠の質」や「社会的認知機能(顔表情からの感情知覚)」を維持していくことは極めて重要であると考えられます。是非、抹茶を飲む習慣をライフスタイルに入れられることをお勧めいたします。(アルツハイマー病協会国際会議2022(AAIC2022)にて発表文面より文章一部文章参照)
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